【FRIDAY MUSIC】散歩しながら聞きたい音楽(Mari)
「死ぬ前にたった一度だけでいい 思い切り笑ってみたい」
Pizzicato Fiveの名曲「陽の当たる大通り」より。
なんて悲しい歌詞だろう。
こんなにも幸せなムードに溢れる曲の冒頭に、
死という言葉を選んだ小西康陽さんの非凡な才能に痺れる。
どれほどハッピーな曲調であっても、よくよく聴くと、絶望や諦め、惨めさ、孤独なんかが見え隠れする。
そんな、曲と歌詞のドラマチックなコントラストが、
Pizzicato Fiveの美学であり魅力だと改めて感じる。
野宮真貴さんの明るくチャーミングな歌声もまた、
そんな人生の悲哀を明るく照らし出すようでもあり、突き放すようでもある。
年をとるごとに美しく響く、Pizzicato Fiveの歌詞。
その名言の連続を反芻しつつも、ビデオの中の野宮真貴さんのように、
「アステアみたいにステップ踏んで」、軽快に散歩したい。
TABLE THINGS

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