「母のケーキ」とは



自分では思いつかないような、ユニークな言葉の組み合わせ。
ドイツ語を学んでいて楽しいと感じるのは、そんな言葉に出会った時です。


たとえば „Ohrwurm”(読み方: オアブルム)は直訳すると「耳の虫」。
「 耳から離れない音楽」という意味も持っている。

「オアブルム」という 語感と、「耳の虫」という言葉の少し奇妙なビジュアル。
そしてそれを裏切るユーモラスな意味の派生が気に入って 、自分の音楽コラムのタイトルにも使っています。

ドイツ語には他にも面白い単語がたくさんあるのです。
その中から少し紹介させて下さい。

„ Kummerspeck“ (キュマーシュペック)

  „Kummer“は「悩み事」。„Speck“は「ベーコン」だが、「ヒトの皮下脂肪」も指す。つまるところ、やけ食いでついた肉という意味。
ちなみに「冬太り」は„Winterspeck“と呼びます。

„ Mutterkuchen“ (ムタークーヘン)

 „ Mutter“は「母」、 „ kuchen“ は「ケーキ」。お母さんが棚に隠したケーキ。
そんな平和(?)な想像をしてしまうけれど、実は母の「胎盤」という意味。
赤ちゃんが、お母さんのケーキから栄養を摂取する。
理にかなっていると思いませんか?

„ Weltschmerz“ ( ヴェルトシュメルツ)

 „ Welt“は「世界」、 „ Schmerz“ は「痛み」。
世界に抱く痛み。日本語では「厭世観」 とも言えるでしょう。アメリカ新大統領赴任後、この言葉をことさらよく耳にする気がするのは、気のせいではないはず...。

„ Futterneid“ ( フッターナイド)

 „ Futter“は「動物の餌」、 „ Neid“ は「ねたみ」。レストランで友達と食事をする。友達が頼んだメニューが、あなたのもの よりも美味しそうに見える。そんな時に抱く、いわば「食べ物の妬み 」。そこから派生して、他人の方が自分よりもよく見えるという意味も持ちます。「隣の芝は青い」と同じ意味合いで しょうか。そんな時は、眠るに限る。

などなど、言葉集めに興じていたら、Youtubeでこんなビデオを発見 (英語) 。


Enjoy learning!
Mari

TABLE THINGS

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